※このサイトは僕がゲームを懐古するという自己満足100%で運用されています。
記念すべきレビュー最初の作品は、GRAN TURISMO 5(通称GT5)です!
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僕がゲームを語る上で最も象徴的なタイトルだと思っています。
このゲームは累計500時間ぐらいは遊んだと思います!廃人ですね。
当時は大学生で自主休講して1日8~12時間ぐらいやってたかも!クソ廃人ですね。
このゲームシリーズには3から入りましたが、1,2,3,2001 tokyo,4プロローグ,4,5プロローグと全部やっていて、シリーズ総累計時間は1000時間は遊んでるんじゃないかな。
GT5の発売日は2010年11月25日です。紹介するにはあまりにも旬を過ぎています。
GT5にそんなに時間を使った原因は、大きく分けて4つあると思います。
1 ネット対戦
インターネットには強い奴が待っている!ということで非常に強い参加者と抜きつ抜かれつの激しいバトルが楽しめるという点です。
めちゃ強いプレーヤーとギリギリの攻防を毎試合楽しめるのは本当に面白かった。これのせいでGT4までの累計時間と同じだけ遊べてしまった。
ゲームには様々な楽しみ方があると思いますし、僕はゆとりゲーも大好きですが、このゲームはかなりガチゲーよりだと思います。
ガチゲーの魅力というのは、ワンミスも許されない絶妙な均衡状態の中にあるんじゃないかと思っています。それがこのゲームにはあったと思っています。
今でも覚えているのは、コンテストでFD3S (MAZDA RX-7 type-R)縛りでディープフォレスト・レースウェイを走るコンテストの決勝に出場したときです。
トップランカーと張り合うみたいなことになったのですが、1周するごとにトップと0.8秒差が開くという衝撃!
ギア比やダウンフォースなどの多少のカスタマイズ余地はあるものの基本的には同じ性能の車で、かなりやりこんでいるつもりなのに0.8秒も差がつくとは・・・。
(0.8秒は大差です、例えば僕が150km/hでしか曲がれないと思っているコーナーを155km/hで曲がっているイメージです、微妙な差ですがこれが明確なラップタイムの差を作るのです。)
またタイムアタックランキングなど、明確に差が見えるコンペティティブな仕掛けがリアルタイムに実装されていて毎日ワクワクしていました。
2 作品全体の完成度・没入感
作品の全体から漂う没入感というか、居心地のよさというか、ずっとこのゲームをやっていたいと思わせるようなクオリティの高さがこのゲームにはあると思います。
音楽然り、ネット対戦の部屋の造りしかり、グラフィック然りですね。
あとはオンラインのバグで空に飛べたりなんてこともあった気が・・・、割と新しいソフトですがこういう遊び心(?)もあって見事にはまってしまいました。
確認できる資料がネットに見当たらないので僕の記憶違いかもしれませんが、X2010か何かを使用してセッティングをいじると離陸出来た記憶があります。
オンライン部屋全員が離陸のために試行錯誤してた気がします。 だって車飛ばせたら面白いやん。
黎明期ならではのお祭りめいた空気感も、最高によかった。
3 コース攻略の楽しさ
特にニュルブルクリンク北コース(Nurburgring Nordschleife)は、ずっとこのコースで遊んでいたくなる魔力に満ち溢れています。
1周8分とかかかる非常に長いコースで、何十周もしないとコースの全容や速く走るコツが身につきません。
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(動画は実写です。動画で見てわかる通り、前後左右に車体が揺さぶられており、
姿勢が複雑に変化する状態で、立体的にうねりつづけるコーナーをかっ飛ばさなければタイムが出ません。
車両姿勢による操作性の変化は、ゲームでもある程度再現されていたのではないかと思います。)
このコースはGT4の時に既に実装されていたのですが、いまいちそのときはハマれませんでした。コース長すぎて覚えられないんで恐怖のコースでした。
しかし1つ目のネット対戦と絡むと・・・沢山このコースを走るようになります。すると・・・このコースの魔性の魅力を理解できるようになるんですね。
色んなコースを走った後に最後はニュルで〆るというのが、僕が入り浸っていた対戦部屋の基本的な流れで、最終決戦のニュルでは負けられないというのが定番でした。
もちろんニュルだけじゃなく初代からあるグランバレーや4からある鈴鹿など既存のコースも立体感やディテールの精細さが増していて、
マシンやスピードレンジ次第で、同じコーナーでも攻略の仕方が変わってくるというのがコースの奥深さを作り出しています。
4 マシン選択の自由度
僕は基本的にインテグラとかRX-7とかのスポーツカークラスでよく遊んでいましたが、
下を見ればカートや軽自動車などアクセル全開で遊べる楽なクルマや、上を目指せばGT500、ルマンカーそしてF1、さらにX2010という異次元級のクルマがプレイアブルです。
非常に面白いクルマはケータハム セブン ファイアーブレードというバイクのようなクルマで、鉄砲玉のような操作感で非常に制御が難しいのですがそれ故に誰もうまく扱えないw
パワーウェイトレシオは非常に良いので加速は凄いし、コーナーもかなり曲がるはずなのですが、やっぱり誰もうまく扱えないw
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あとシャパラル 2J レースカーというユニークなクルマも紹介します。1970年製と古いクルマなのになぜかやたらと速い。
その秘密はこのクルマのリアについている扇風機です。
- 扇風機を回すことで強制的にダウンフォースを発生させる。
- ダウンフォースがクルマをより強力に接地させる。
- その接地力によりタイヤのグリップが向上する。
- 結果コーナーリングやトラクション(クルマを前に進めようとする力)が改善する。
という非常に明快な原理で、めちゃ速を実現しているクルマだと言えます。
(現代ではレギュレーション違反なんですけどね。)
昔のレーシングカーはレギュレーションから解き放れていたことがよくわかります。
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このゲームの魅力と学べること
このような多様な能力レンジを持つクルマ×多様な個性を持つコースが選べて、しかもオンラインで白熱したバトルが遊べるなんてこれもうハマらないわけないな?
魅力は圧倒的にシンプルです。
このゲームをやりこむとトップとそれなりのプレーヤーには紙一重とも思える微妙な差がありそれが明確なラップタイムとしてあらわれてくることがわかります。これを体感する機会というのはなかなか普通の生活では巡りあえないでしょう。
ゲームキャリアの終わり
本当にずっとやっていたかったのですが、このゲームをプレイして4カ月がたとうとした時に2011年3月11日になりました。
東日本大震災が発生し、異常事態とも思える報道を見て遂に僕は長い夢から目を覚ましたわけです。
僕は関西にいたので被災したわけではないですが、あの出来事を通じて僕はゲームにいまいちハマれないというか、沼にハマれないようになってしまいました。
これが僕のゲームキャリアで最もハマったゲームであり、そのゲームキャリアの終わりを告げたゲームなのです。
その後はゲームしていないのか?と言われるとそんなことはないのですが、いわゆる大作ゲームをやらなくなってしまいまして、小さく遊べる同人ゲームを遊ぶようになりました。
今後は不定期に今でも遊べる面白い同人ゲーや、レトロゲーなど僕が影響を受けているゲームを紹介しようと思います。よろしくお願いします。
(僕は黎明期しか知らず、specⅡを知らないですが、specⅡも参考に貼っておきます。)
PS3なんてレトロゲーム機なんて持ってない良い子の皆さんは、グランツーリスモSPORTをプレイしましょう。
(結局SPORTはやってない、調べるとなんか評判悪いが、アプデでなんとかなってると信じよう。)